アナログ(透明水彩)講座

講座を担当させていただくよもと申します。こんにちは。
今回紹介するのは数ある描き方の中のほんの一例なので、ご参考程度に活用できればと思います。


使用する道具

・ホワイトワトソン厚口
・シャープペンシル
・消しゴム
・コピックマルチライナー0.3/ウォームグレー
・透明水彩絵具18色
・パレット
・水入れバケツ
・筆各種

下4つは学校で使うようなものでOK。
家にあるもので大体間に合ってしまうのが水彩のいいところです。

ここでちょっと画材の紹介。分かってる人は流してください。
*ワトソン
水彩紙の一種。原稿用紙や普通の画用紙より目(紙の面の凹凸)がやや粗めに出来ています。
水彩紙の中でも手に入りやすく値段も比較的お手頃。
一般の画材店で買うことが出来ます(私はロフトで購入しました)
*コピックマルチライナー
ペン入れに使用する耐水性のドローイングペン。
太さは0.03mm〜1.0mmまで、色はブラック、ワイン、コバルト、セピア等様々。
これも一般の画材店に。値段は1本210円程度。余裕があれば集めてみると良いかもしれません。

あると良いもの
・練りゴム
・アクリルガッシュ/ホワイト
・水張り用具一式(今回は使いません)
・暇つぶしになるもの

これらについては後ほど記述します。



前置きが長くなりました。ようやく作業に入ります。


1.下書き
ほとんどの画用紙は、裏と表とで性質がちょっと違います。今回は目がより粗い方の面を使っています。
この辺は直書きでもトレスでもなんでもいいでしょう。どうせペン入れしちゃうので。
ワトソン紙の性質の一種として、「消しゴム負けしない」というのがあります。これはとても便利です。
通常、画用紙などに消しゴムを何度も強くかけると、摩擦で紙の目がボロボロになってしまう事がありますが、
ワトソン紙にはそれがほとんどありません。(しかし何事もやり過ぎは禁物)
毎回直書きなので今回も遠慮なく直書きです。


ざっと描いたのがこんな感じ

早くペン入れに行きたい所なんですが、この時点でかなり乱雑に線を重ねまくっているので
このままペン入れすると線を引いたところに鉛筆のあとが汚く残ってしまいます。
そこで、画面全体を練りゴムで目立たなくします。(目に見えなくなるほど消さないように)
線画が黒など濃い色ならこの作業は省いても平気ですが、
下書きがごちゃついていると実質ペン入れもしづらいので、やって置いて損はないでしょう。
練りゴムがない時は、きれいな大き目の消しゴムで軽く叩いてみるのも手です。


分かりづらい…
左がビフォー、右がアフターです。



2.ペン入れ
下書きが終わったので、コピックマルチライナーでペン入れをします。
修正は効かないので、慎重に!

この辺は慣れなのかな〜と思っています。私もまだ慣れません。
今回使用するペンのウォームグレーはHB鉛筆のような濃度なので、淡い着彩をするときには丁度いいかも。



3.下塗り
ここからはもう完璧俺イズムでやらせて頂きます。
上記で「あるといいもの」に水張り用具とありましたが、今回は水張りはやりません。
水張りをする理由は、「紙が水を吸ったときに波打たないようにするため」です。
水張りをすると後の作業がとても楽&仕上がりもきれいなので、道具があればやってみると良いと思います。

下塗りは本塗りをする前にあらかじめ全体の色調を統一するためにする作業です。多分。
全体的に緑っぽい絵にしたければ緑を、赤っぽい絵にしたければ赤を最初に塗っておくんです。
しかし、実際にやってみて確信できるほど統一感を得られた経験をした事が…ありません…
心の準備と言った方がそれっぽいかもしれません。私の場合は。


プルシャンブルー(紺青色)とミネラルパープル(紫)を程よく混ぜた色を使います。
妖艶かつ澄んだ雰囲気を目指して…!


画面全体にバーっと水を引き、先ほど作った色をちょいちょい置いていきます。
光源とかも…それなりに意識するんだよ…
間違えたり、色が濃すぎたりしたら水で溶きましょう。乾かないうちはそれなりに修正が効きます。

程よく塗ったら、とりあえず完全に乾かします。
こういう時に暇つぶしのものがあると便利なんです。(笑)
今更言うんですが、この手法は基本的に塗っては乾かすの繰り返しです。
乾くのには少々時間がかかるので、時間に余裕があるときにやりましょう。


乾いたら本塗りに入るのか!?と思いきや、そうでもありません。
今度は先ほどの色にクリムゾンレーキ(なんか濃い赤)を混ぜ、
うんと水で薄めて同じように塗っていきます。

塗り終えたら、また乾かしましょう。楽しい本塗りが待っている。
ここまでをスキャンしてみたのがこちら↓

紙のシワが…気になる!
まあこれは生乾き状態で取り込んだものなので、ちゃんと乾けば何とかなるはず!


4.本塗りへ
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