六道君は破天荒な人だ、問題行為を繰り返せば勿論先生に怒られる。が、彼は全く反省している様子は見えない。不良を通り越して独裁者の域に達している。
「骸さんに近付くんじゃね−びょん!!」
「いや、そーゆー訳にはいかないんだよ」
「君も飽きないね」
「先生がどうにかしろと嘆いているからね」
「この先公の犬が!」
「城島君も犬でしょ?」
「なにぃ!!?」
「犬、止めなさい」
城島君は鋭く尖った爪を私の首筋にあてるが六道君の命令により渋々止める。何故が城島君は六道君の言う事だけには従う。やっぱり六道君は独裁者だ。
「たまには先生の言う事を聞かない?」
「何故僕が?」
「子供だから?」
「僕は大人です」
「ほら、亀の功より年の功とか年功序列とかって言う言葉あるじゃん?」
「そんなの知りません」
「あるんだよ。だから先生の言う事は聞けって話」
「・・・さんはやはり先生方の犬ですね」
「だから城島君じゃないよ」
「また!?」
「と、言うか一応言うだけであって六道君が聞くとは思ってないもん」
「そうですか」
この後に騒いで城島君をいじって遊ぶのが好きだから私はこうやって注意しているだけ(まぁ注意にはなっていないけど)他の子達とは違う雰囲気がそこにはあって、私はその雰囲気が大好きだった
しかし私の日常はいとも簡単に崩れて行った
「ちゃん、何で六道君達学校に来ないの?」
「さぁ?」
「メルアドとか知らないの?」
「・・・知らない」
私はメルアドはおろか電話番号も知らない。聞いたらはぐらかされ、調べたら何故かあの3人の住所が名簿に載っていなかった
「六道くーん、城島くーん、柿本君、どこだよー」
帰り道、誰もいない道路で呼んでみる。やはり現れる訳ではない(城島君でさえ現れない)
「城島わんこ−」
無駄だと分かっていても呼ぶのはやめられない。やっていないと、おかしくなりそうだから
「・・・サヨナラぐらい言えよ!馬鹿3人組が!!!」
やりきれない思いが私を虚しくさせた。私はワンワンとその場で泣くしかなかった。
だけど泣いたって「酷い顔だ」と、馬鹿にする独裁者、わんこ、もっさい帽子をかぶった眼鏡はもうそこにはいない
Good-Bye
20070415