はじめに
tofubeats初のオリジナル流通作品となる「BIG SHOUT IT OUT-ep」はiTMSダンスミュージックチャート1位に輝いた。 この快挙はファンとして私自身も嬉しかったし、頑張っているtofubeatsを見て励まされもした。 そして自分も何か貢献できないかと思い、自分の考えを記し、tofubeatsにインタビューを行いました。 これを見て、tofubeatsの素晴らしい音楽に興味を持ち、新たに聞いてくれる人が1人でもいるなら、それは嬉しいです。



tofubeats Profile
birth : 1990/11/26
from : Kobe city, Hyogo, Japan
machines : Ableton Live 7 / KORG microKORG
1990年、平成2年生まれのトラックメイカー/DJ。スーファミと同い年。神戸でポップス・ハウス・日本語ラップ・その他ダンスミュージックに影響を受け、切り貼りしたり打ち込んだりした音源を製作中。マッシュアップ、サンプリング、リエディット界隈などでもルーズに活動中。
tofubeats is Japanese trackmaker/DJ. He creates sampling & edit style club music includes Japanese-pop music elements. His songs are expressing feelings of life in a japanese newtown.
HP twitter tumblr blog myspace

神戸の素人文系大学生の現在、過去、未来
 −トラックメイカーとしてのtofubeats−



「EPとはいえハタチになるまでに個人名義で出せて目標達成気味。ちゃんとアルバムまでできたらいいなー。」
以前彼は、twitterにてこう呟いていた。

そして2010年3月3日に発売されたtofubeatsのEP「Big Shout It Out -EP」は目標達成だけでなく、その日のうちにiTMSダンスミュージックチャート1位に輝いていた。Twitter上では「生 き て て よ か っ た!」と、彼の発言は続いた。


このEPの発売、宣伝したのはtofubeats自身のblogやtwitter、そしてtumblrだけであり、大々的な宣伝があったわけでもない。それなのに結果として生まれたこの記録。それは[彼がネット界隈で圧倒的な支持を得ていること]、そして[ネットがあればなんだって出来る]というtofubeats世代の勢いや空気感を表している気がした。


iTMSでEPが発売された3日午後、「もう配信されてます!」というtofubeatsの呟きは即座に約3000人のフォロワーたちに何度もRTされた。そして「買いました!」「早く家帰って落とす!」「すげーいい!」など情報の連鎖が留まることはなかった。 そして、数時間後にはみるみる順位を上げ、めでたく1位に輝いた。


この、ネットでの多くのファンによるRTと結果としての1位。これは、tofubeatsの楽曲レベルの高さだけでなく、そもそも彼が今までネット上で行ってきた数多くの作品発表。それによるネット上での繋がりも大きいと思う。YouTubeで発表され話題となった「the endless polyrhythm lovers」。本人公認となった「Bay Dream From課外授業」。環ROY+fragmentのリミックス「primal scream」、星間飛行、他にもEDIT作品をまとめたZIPなど、ネット上で無料音源配布をtofubeatsは数多く行ってきた。国内有名ネットレーベル、マルチネレコードでも活動しているという噂もあるが、それはまた別の機会に…。


動画投稿サイトでの発表や、作品の無料配布により、多くの人が気軽にtofubeatsの音楽を聴けた。そして彼の卓越した音楽センスに気付き、彼を支持していただろう。


良いものは良い。大々的な宣伝を行わなくても、ネット上ではfrom神戸のtofubeatsがすごい!ということを知っている人が既に多く存在していた。その為、今回のようにblogやtwitterだけでも成功することが出来たのだろう。ただ、tofubeatsのようなネットからの音楽業界への殴りこみというのは、色々とグレーゾーンも多い。しかし、1位になった記録というのは注目すべき事件であり、色々と考えるべきなのは確かだと思う。


クラブでかけたい!と思ったら加工する。この曲はいい!と思ったらいじる。この瞬発力と努力の積み重ね。そうやって、今までにほんとに多くの作品を発表しながら、確実に評価を得てきたtofubeats。


そんな彼の音楽的意識の芽生えは中学1年の頃、buddha brandの「人間発電所」を聞いたのがきっかけになる。


−−なんか人間発電所を聞いてから、ネットで色々調べ始めたらやっぱり、DJとかトラックメイカーにヒットするというか。それで最初はDJに興味が出てきたんです。muzieとかあとアマチュアがラップとかトラックを投稿する掲示板を見て、トラックメイクってもしかすると自分にできるんじゃないかって思ったんです。


−−それで、お金ないじゃないですか(笑)。で、バカみたいな話なんですけど英語検定の準2級受かったら好きな物買ってやると母に言われて、中2で頑張って受かったんです(笑)。それでKORGのES-1っていう2万円ジャストのサンプラーを手にいれてはじめました。高校入る位までラップ用のトラックばっか作ってました。高校1年生までES-1だけでやってて。


−−まぁ細かく言うと…中3の時に壊れちゃうんですよね、ES-1が。で、高校1年の時またも入学祝として泣く泣く親に頼んで、ES-1を。でも、父がなんか高いやつの方がええんちゃうか?俺も昔ウン十万するエレクトーンを親にねだったから気持ちは分かる、とか言い出して、MPC1000を買ってもらったんです。それ以後負い目を感じだしてバイトで機材を買うようになります(笑)。


−−そして、そこらへんからラップ用トラックと平行してクラブミュージックに移ります。まあhiphopもそうなんですけどハウスとかテクノ寄りになったってことですかね。ラップ用じゃないのもインスト作品もやり始めたというか。


−−なんか色々とあって、ヒップホップ以外にも興味出てきまして…。渋谷系になぜか入って、そこからエディット感というかサンプリングの違った方法みたいなのに気づいたというか。


−−具体的にいえば、pizzicato fiveとかほんとコーネリアスとかそれ周辺です。で、颯爽と通り過ぎてポップスが全部好きになったというか…(笑)。


−−なんだかんだ中学生でヒップホップ聞いてるおれイカす!J-POPださいよな!病だったんですが、ポップスが全部好きになって。今のアイドル好きの下地みたいなのそこから出来た気がします。小西さんのいつも同じ音つかうああいうサンプリングの方法ってhiphopきいてても気付かなかったので。


−−結局MPCは、高3の12月くらいまでメインマシンでしたね。


ES-1やMPC1000を駆使しながら中学、そして高校と、早い内からネット上で音源を発表。音楽的評価を着実に得たtofubeats。高校在学時には自主制作CDR「HIGH-SCHOOL OF REMIX」をリリース。3年生の頃にはWIRE08に出演。大学進学を挟み、柳田久美子や南波志帆の作品にリミックスでの参加やAira Mitsukiのマッシュアップなどアーティストからの依頼も増えた。最近ではももいろクローバーのセカンドシングル「未来へススメ!」のカップリングにてリミキサーに抜擢されるなど活躍の幅を広げてきた。


そして今回、自身の作曲として、トラックメイカーとしてepを発表した。


−−Perfumeやベイドリームで多くの人に目をつけてもらったかもしれないですけど、それは嬉しいですけど。…でも他人のふんどしで相撲取り過ぎかなーとは思いますね。それでtofubeatsを評価されるとちょっと困りますね…、J-POP書けるみたいに思われちゃうと。というかそもそも作曲というか、トラックメイクが本業でずっとやってるつもりです。トラックメイカーとしての目標は、クラブでも家でも聞けてかつ、ポップミュージックとして優秀で長く愛される曲を作りたい…って、普通すぎてごめんなさい!


(nice track maker must pure.)


今までの努力の功績が評価され、トラックメイカーとして歩み始めた弱冠19歳のtofubeats。


着実なようで圧倒的に追いつけないスピードで進化を続けているtofubeatsを追いかけなくてどうする! まだ知らない、まだ聞いていない人は絶対にこの輝きを目撃しておいたほうがいい。


食事以外はネットで落とせる、ネットがあれば何だって出来る。そして、繋がれる。 現在の世界での音楽のあり方をtofubeatsが切り開いているような、そんな気がしている。


少しでも興味を持ったならば、まずはYouTubeで「tofubeats」と検索してみてはどうか。そして気になれば、tofubeatsのHPで公開されているmp3を聞いてみる。好きだな、と思ったらiTMSでEPを購入してみよう。450円。そして毎日tofubeatsの曲を聴かずにはいられないようなら、クラブに行ってみてはどうだろうか。そこでは、恐らく同じように段階を経てたどり着いた人たちが大勢笑顔で踊っていると思う。


「BIG SHOUT IT OUT」
シンプルでありながら、tofubeatsらしい細かなギミック満載のパーティチューン。 microKORGの音色も気持ちいい!
「ももいろパンチtofubeats remix」
ファンが作成してくれたという切れ切れの映像と共にキレッキレの音楽を。 2009年、一番サイン波のベースが鳴ってるという話題のアイドルソング!
「tofubeats - live at KGU」
tofubeatsのアツいキャンパスライフな映像。 エディット講座の様子です。大学にやってきたという人青窈をもらい泣きエディットで迎える。
「Bay Dream〜From課外授業〜」
tofubeatsのトラックによりセンチメンタル度がさらに増しました。 hiphop用トラック作成時期を経ての集大成か。
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エディットやリミックスは原曲への愛があるからこそ出来るものである。 それはトーフくんもおっしゃってました。 そういった点で言うとtofubeatsの切れまくりなエディットやカットアップ、ディレイなど いじり回されアイデアを無数に詰め込まれた作品たちは、本当に大切にされた作品と言えます。 その愛情ゆえの丁寧な作りと、大胆なアイデア満載のリミックス作品。これこそが、tofubeatsの魅力なのかなと思いました。
では以上です、ありがとうございました。


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